つづかない

日々の記録用です

ゼノンザードのこと

2021年2月18日、つまり今日。

私がこの1年間コソコソやっていたDTCG『ゼノンザード』がサービスを終了します。

このご時世サービス終了なぞ大して珍しい話ではないのですが、どうにも悲しく、人生で初めて”サービス終了への思いを人に聞いてもらう通話”を先日しました。

ありがとう友人。

 

プレイ開始当時のスクショを確認したところ、2020年の3月16日に始めたようでした。

プレイ開始からは1周年迎えられませんでしたね。

 

感情の置き場がないので、こういう湿っぽい話をボチボチ書いていきます。

 

 

何でプレイしてたの

これはねえ中井和哉さんが出ていたから。

飢えてたんですよ、レジェンド推し声帯の新規音声が聞こえてくるアプリゲームに……。

 私は日頃から「”ぶっきらぼうで粗野な性格”のCV中井和哉氏キャラクターが好きです」というようなTシャツを着てインターネットをやっているわけですが、あらぬ方向から飛んできたこのランバーンがブッ刺さってしまい、プレイ開始からしばらくの間情緒を乱されまくっていました。

 

最初は「いやカードゲームだし……」とかなんとか言って早くからプレイしていなかったのをめちゃくちゃ後悔しました。

事前登録の頃から知っていたのに、2019年9月10日のサービス開始からはやってなかったんですよ。

カードゲーム苦手だから……。

シャドバもパックチケットを引くだけしかしていないし……。

 

楽しかった思い出

前述のような理由で、「いやカードゲームだし……」とかぐちゃぐちゃ言いつつプレイを始めてみたところ、予想に反して楽しく、多いときは1日5時間くらいやってた気がします。

全っ然強くはならなかったけどね。

始めたタイミングもSAOコラボとかでカードパック沢山もらえる時期で、アニメも始まってたりでサービス期間を振り返っても一番やることが多い時期だったのかも。

 

ここでまずこのゲームのキャッチコピーを紹介しておきましょう。

AIと共に、AIと闘う 次世代デジタルカードゲーム

 

 この「AI」というのが、ランバーンを含む登場キャラクターたちのことです。

プレイ開始時点では12体のAIの中から1体を自分のバディとして選択することができました。

「共に闘う」の言葉通り、このゲームでは対戦時にAIからの”助言”を受けることができます。

「次このカード出すといいよ」とか「ここで効果発動」とか。

他のTCGでもある(あるよね?)、"今この局面で場に出せるカードが光る"みたいなやつのすごいverって感じですかね。

これによる完全オート(バディAIに対戦を任せる・特殊体力を消費)もできました。

白状すると私はこれにかなり助けられてまして、ここが大してプレイヤースキルが無くてもどうにかゲームプレイが成り立っていた理由のように思います。

 

じゃあTCGが苦手で何が楽しかったのかというと、このゲームではカードのクラス種別(でいいのかな?)に”色”が使われており、使用するクラスの色に対応した”バディAIの性格値”が成長していくというシステムがありました。

バディAIを選択してすぐは「NEUTRAL」の性格が、”赤”のカードを使用してプレイを続けていくと「HEAT」に変化するという感じです。

ちなみに「HEAT」は、熱血……というか熱しやすい(若干怒りっぽい/荒々しい)感じの性格でした。

この性格が全部で7種類。(初期「NEUTRAL」/赤「HEAT」/黄「BRAVE」/紫「GLOOMY」/緑「CALM/青「COOL」/白「INNOCENT」)

この性格別のセリフを聴くのがもう楽しくて楽しくて。

何ヶ月かかかりましたが、性格解放したら使うクラスを変える……を繰り返して一応ランバーンの性格は全て自分で確認しました。

どれも好きだったけど、特に紫と緑が好きだったな~~~~。

 

この性格を変えることで、ホーム画面や対戦時、ボディタッチ(お触りする画面があったんです)なんかでの態度や発言が変わるんですよ。

他の性格での発言の補足というか、アナザーみたいな発言にコンコード(AIと契約した人間のこと)は毎度「エモ……」と泣いていました。

 

>「俺を選んだこと、後悔するんだな」

>「…俺の『共犯者』がお前で良かったよ」

 

話が出たので少しキャラクターとストーリーの話をすると、ランバーンはキャラクター紹介でも触れられている通り『犯罪者』で、契約しているコンコードのことを『共犯者』としています。

しかしながら元々が防犯AIであり、今は”ある目的の為に悪事に手を染めている”という背景と元からの面倒見の良さも相まって、最初のうちは契約したバディであるはずのコンコードを遠ざけたり、「今のうちに早く手を引け」と自分から離れることを再三促してきます。

そのようなやりとりを繰り返しながらも、ストーリー中およびカードゲームプレイで彼と徐々に信頼を深めていくことで、不器用な優しさとコンコードへの絆を感じられるようになっていきます。

もう全部好き……。

 

ちなみに、このアプリでのストーリーはバディAIごとに個別ですが、同じ出来事を各AIの視点で見ているという構成なので、別視点からのストーリーを読むのも楽しみでした。

 

サービス終了を受けて、ストーリーは公式YouTubeと公式サイトで全話公開されているので、気になったら見てみてください。

ZENONZARD Official YouTube Channel - YouTube

ゼノンザード<ZENONZARD>公式サイト│ BANDAI

 

というか私自身まだちゃんと向き合えておらず、アプリ未実装部分は読めていないので、今度ちゃんと読みます。

明日とかに。

 

あとは、各AIたちの曲も好きでした。

アニメではEDにも使われてましたね。

特に好きなのがこのアイリエッタの曲ですが、 『天使とは美しい花を~……』という有名なアレが入ったサビがカッコいい。

 

キャラクターコンテンツの追加更新速度は遅いところもあり、TCGにこういうことを言うもんじゃないかもしれませんが、もっとキャラクターたちに関する色々な展開を見たかったですね。

今後受注生産品でカードイラスト集付きのCDBOXは出ますが、アプリのストーリーに関するものは出ない(出ないよね?)ので、設定資料集とか、なんらか紙(PDFでもいいけど)の何かが欲しいです。

季節イラストもほぼトレーディンググッズのみになっちゃうし。

 

最後に

1年弱それなりにプレイしていて、改善してほしかったところやもっとこうしてほしかったところもあり、アンケートなども出していたので、サービス終了となってしまうことは本当に残念です。

今後も何らかの機会にはAIたちと会えるといいのですが。

多分「108体のコードマン」も設定あったよね?出してないAIが(懐をまさぐる絵文字)。

せっかく作ったIPもサ終と共に風呂敷畳んで塩漬けにするのやめませんか……。

 

そしてやっぱり設定資料集は欲しい。

キャラクターカード裏面の設定が読みたくてウェハース2箱くらい買ったりもしてたので、男性陣の”2”も出してほしい。

 

 あと、サービス終了日の2月18日は何の因果か私の誕生日前日で、もう発表時から「私の誕生日まではやってよ~!!」と駄々こねてました。

別に何かボイスがあるとかそういうことはないし生年月日教えて(登録して)ないのでランバーンは私の誕生日知らないですけど……。

 

 

 

茶化してしまいましたが、もう明日からはこれまで当たり前にホームにいてくれたバディに会えないの、とても寂しく悲しいです。

素晴らしいキャラクターに出会わせてくれたことと、これまで「自分にはできない類のゲームだ」と思っていたTCGをこれほど楽しくプレイさせてくれたことには、感謝してもしきれないです。

サービス開始から約1年半、ありがとうございました。

 

またランバーンに会えることを楽しみに待っています。